【番外編その1】遊漁船完全ガイド|初心者が選ぶべき「釣り座」を解説

遊漁船

こんにちは!廃人ジギンガーです。

オフショアフィッシングの魅力に迫る完全ガイドへようこそ。オフショアフィッシングを始めたいと思った方、”まずは何から始めればいいの??”と迷っていませんか?

オフショアフィッシングを始めるにあたり、まずほとんどの人が必要になるのが遊漁船です。

自身もしくは、知人が船舶を所有していない限り、オフショアフィッシングをするためには遊漁船を利用する必要があります。

遊漁船を利用した釣りは、初心者からベテランまで楽しめる魅力的なアクティビティです。しかし、初めて遊漁船を利用する際は、予約の方法や準備するもの、乗船時のマナーなど、未知の部分があり不安に感じることも多いでしょう。

そこで当ブログでは、初めての方が遊漁船をスムーズに利用するためのポイントを全2回に分けて解説しました。


この記事では、“番外編その1″初心者が選ぶべき「釣り座」について解説します。

遊漁船での釣りは、釣り座(座る場所)によって釣果や快適さが大きく変わることがあります。初めて乗船する方や、釣り座選びに悩む方に向けて各釣り座について解説します。それぞれのメリット・デメリットを知ることで快適に釣りを楽しむための参考にしてください!

初心者や船酔いが心配な人は、揺れの少ない「トモや胴の間」がおすすめです。


この記事は次のような人におすすめ!

<strong>廃人ジギンガー</strong>
廃人ジギンガー

・これからオフショアフィッシングを始めたい方
遊漁船について知りたい方
・遊漁船に初めて乗船する方
・釣り座選びに悩む方




遊漁船とは?

遊漁船(釣り船)とは、オフショアフィッシング(沖釣り)のために、利用客を漁場に案内しているガイド船のことです。オフショアフィッシングをするにあたりほとんどの人が利用しています。

遊漁船と一括りに言っても事業の規模は大小あります。複数の大型船、船宿を持ち、複数人で運営している遊漁船もある一方で、小型船(定員数名)で船長1人で運営している遊漁船もあります。

利用方法として、チャーター(仕立て)もしくは乗合いのいずれかになりますが、基本は乗合いを利用することになります。
※チャーター(仕立て)とは仲間内だけで船を貸し切り利用することです。

乗合いの場合は事前に決定した釣り座で釣りをしなくてはいけません。自由に移動して好きな場所で釣るということは基本的にできません。決定方法は様々ですが、釣り座(座る場所)によって釣果や快適さが大きく変わります。

遊漁船とは?



釣り座の基本配置とは?

遊漁船の釣り座は主に以下の3エリア(ミヨシ、胴の間、トモ)に分けられます。


釣座は船のサイズやタイプによって異なる場合もありますが、一般的な遊漁船ではこのように分けられています。それぞれのエリアに特徴があるので、釣種、ターゲット魚種、自身の腕前に合わせて選びましょう。釣種によっては片舷のみ使用する場合があります。


ミヨシ(船首・前方)

船の一番前方に位置する釣り座。広範囲(船前方側)に釣りがしやすい一方で、船の揺れが最も大きくアクティブな釣りが求められます。


メリット
・エンジン音が届きにくい場所のため魚の警戒が少ない
広範囲(船前方側)に釣りがしやすい
キャスティングがしやすい
・風、潮の向き次第で先にポイントへ入りやすい

(船の流し方にもよる)
デメリット
揺れが激しく、船酔いしやすい方には不向き
・船の構造によってはスペースが狭い


胴の間(船中央)

船の真ん中に位置する釣り座。安定感があり初心者におすすめ。


メリット
船全体の中で一番揺れにくい
・キャビンが背もたれになる
・船の向き、太陽の位置次第ではキャビンが日除けになる
・船長の目が届きやすく、指示を受けやすい
・魚探を確認できる
デメリット
・船べりが低くので姿勢を保ちづらい
両隣に釣り人がいるのでおまつりしやすい
・スペースが狭い
・キャストがしづらい


トモ(船尾・後方)

船の後方に位置し、エンジン近くの釣り座。潮流が効きやすく、ジグがナチュラルに流れる。


メリット
広範囲(船後方側)に釣りがしやすい
スペースが広く、タックルの準備がしやすい
ミヨシに比べれば揺れが少ない
・オーニングがあれば、雨、日差しをしのげる
風、潮の向き次第で先にポイントへ入りやすい
(船の流し方にもよる)
デメリット
・エンジン音や排気で、警戒心が強い魚が遠ざかる
ペラやシャフトに絡まる恐れがある



釣り座選びのポイント

初心者や船酔いが心配な人は、揺れの少ないトモや胴の間がおすすめ。特に潮流、風、波が強い日は、安定感のあるトモや胴の間を選ぶと快適になります。


また、ターゲット魚種や釣種ごとでおすすめの釣り座は以下のようになります。

ターゲット魚種ごとのおすすめ

根魚、タイ、フラットフィッシュ:トモ、胴の間
 →安定感を重視
青物:ミヨシ
 →キャスト、魚とのファイトを重視

釣種ごとのおすすめ

ジギング(LJ、SLJ)、キャスティング:ミヨシ
 →キャスト、魚とのファイトを重視
泳がせ釣り、落とし込み、タイラバ:トモ、胴の間
 →安定感を重視



まとめ

遊漁船の釣座は、それぞれ特徴が異なるため、釣種、ターゲット魚種、熟練度に合わせた選択が重要です。釣座選びに迷った際は、船長に相談するのもひとつの方法。最適な釣座を確保して、快適で楽しい釣り時間を過ごしましょう!

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