【その1】SLJ完全ガイド|初心者が揃えるべき「リール」を解説

完全ガイド

こんにちは!廃人ジギンガーです。


SLJ(スーパーライトジギング)の魅力に迫る完全ガイドへようこそ。SLJを始めたいと思った方、”まずは何から始めればいいの??”と迷っていませんか?

そこで当ブログでは、SLJを始めるにあたり初心者が揃えるべき道具について、全7回に分けて解説していきます。

この記事では、“その1″「リール」について解説します。

連載記事一覧
【その1】SLJ完全ガイド|初心者が揃えるべき「リール」を解説
【その2】SLJ完全ガイド|初心者が揃えるべき「ロッド」を解説


↓おすすめの「リール(製品)」はこちらの記事で紹介しています!



遊漁船(乗合船)で釣りをする場合、周りとあまりに異なる道具を使用していると、風や潮の影響を受けやすくなって”オマツリ”してしまったり、”魚とのやりとり”に時間が掛かったりと、迷惑をかける恐れがあります。適切なタックルを準備して気持ちよく釣りを楽しみましょう!


この記事は次のような人におすすめ!

<strong>廃人ジギンガー</strong>
廃人ジギンガー

・これからSLJを始める方
・どんなリールを購入すればよいか迷っている方





SLJ(スーパーライトジギング)とは?

比較的軽量なタックルやジグ(~80g程度)を使ったオフショアジギングで、SLJ人気の火付け役となったイサキをはじめ、小~中型の青物・マダイ・根魚・ヒラメ・マゴチ・アマダイなどの高級魚を狙えます。ジギングやタイラバよりも水深が浅いことも多いため、オフショアフィッシングの中でも敷居が低いといえます。



↓多種多様なジギングの違い、区分について解説しています。




初心者が揃えるべきリール

SLJではベイトリールを使うのもアリですが、初心者にはスピニングリールがおすすめです。特に、2500番から4000番クラスのリールが適しています。軽量なものを選ぶことで、長時間の釣りでも疲れにくくなります。ギア比はターゲットによって最適解は異なりますので、まずはノーマルギアから始めてみましょう!


スピニングリールがおすすめの理由

スピニングリール、ベイトリールどちらにもメリットはありますが、以下の理由から特に初心者の方にはスピニングリールをおすすめします。


操作性(扱いやすさ)

ベイトリールは構造上、バックラッシュという厄介なトラブルが発生します。激しく絡んでしまうと最悪その日は釣りができなくなります。バックラッシュを防ぐためにブレーキ機構がついていますが、フォールスピードが遅くなります。フォールスピードが遅くなると風や潮の影響を受けやすくなり、風が強く、潮の早い状況では底が取りづらくなります。

一方で、スピニングリールはシンプルで扱いやすい構造をしており、バックラッシュが発生することはありません。ブレーキ機構もついていないため、フォールスピードが遅くなりこともありません。


キャスト性能

SLJは必ずしもバーチカル(タテ)に誘う釣りではありません。水深が浅い釣り場では、キャストしてヨコに誘うこともあります。特に、イサキをターゲットとする場合、ジグをヨコに引いて表層~中層を狙うことがよくあります。ブレーキ機構のないスピニングリールはベイトリールよりも飛距離が出しやすく、広範囲を探ることができます。

また、ベイトリールでもキャストはできますが、慣れないうちは上で説明したバックラッシュが多発して釣りになりません。


コストパフォーマンス

初心者向けのスピニングリールは、比較的手頃な価格帯で良いモデルが多く揃っています。高性能でありながらコストを抑えた選択肢が多いため、初めてのリールとしても安心です。




サイズについて

メーカーよって番手ごとのサイズは若干異なりますが、いずれのメーカーにおいても2500番から4000番クラスのリールが適しています。ターゲットが青物など比較的大型の場合は4000番、イサキや根魚など小型の場合は2500番がおすすめです。

ターゲットが明確に決まっていない場合、もしくはオールラウンドに使用したい場合は3000番を選択することをおすすめします。



ギア比について

ギア比は大きくハイギア、ノーマルギア、ローギアに分けられます。最適なギア比はターゲットやその日の状況次第で異なってきます。はじめてSLJ用リールを購入する場合は中間のノーマルギアをおすすめします。ターゲットが明確に決まっている場合は、ターゲットに合ったギア比、すでにリールを所持していて買い足す場合は、持っていないギア比のリールを選びましょう!

以下でそれぞれのギア比の特徴について説明をします。


【HG】ハイギヤ(エクストラハイギア)の特徴

ハンドル1回転あたりの巻き取り長が大きく、ジグを素早く回収できるメリットがあります。高速巻きやワンピッチジャークなどで狙う青物に効果的で、幅広いレンジを素早く探る場面で性能を発揮します。ハイギアにはさらに高ギア比のエクストラハイギアがあり、誘い方に合わせて使い分けるのもおすすめです。


【PG】ローギア(パワーギア)の特徴

パワーギアとも呼ばれ、ハンドル1回転あたりの巻き取り長が小さい一方で、リールの巻き上げ力に優れています。細かくアクションを加えたい時に効果を発揮します。根魚やヒラメなどボトム周りを誘うスローピッチジャークや、真鯛な狙いのスローなタダ巻きでは、ギア比が低いローギアモデルが最適です。

また、ローギアは巻き上げ力が強く、不意の大物とのやり取りにも向いています。


ノーマルギアの特徴

ノーマルギアはハイギアとローギアの中間的な存在ですが、どちらかと言えばローギアと同じ使い方に向いているギア比です。アクション重視で巻き上げ力に優れているので、大物が掛かってもスムーズなやり取りが可能です。早めのリトリーブや細かいピッチの誘い、スローピッチまで、SLJで狙う様々な魚種に対応できます。




まとめ

初心者の方がSLJを楽しむためにはスピニングリールが最適です。扱いやすさやコストパフォーマンス、そして多様なターゲットに対応できる点から、多くの釣り人に支持されています。これからSLJを始める方は、ぜひスピニングリールを検討してみてください!

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