ダイワ製「TGベイト」シリーズ完全ガイド|現行モデル7種の違いを徹底比較

完全ガイド

こんにちは、廃人ジギンガーです!

もはや餌とまで言われているタングステンジグの代名詞TGベイト。
ダイワの「TGベイト」シリーズは、さまざまな釣りスタイルやターゲットに対応するために設計された高性能なタングステン製ジグで、あらゆるジギングに使用されています。

いずれかのジギングをする人なら必ず1つは持っていると言ってもいいほど、初心者から上級者まで多くのアングラーが愛用しています。

そんな「TGベイト」シリーズですが、2012年頃に初代「TGベイト」が登場してからこれまでに様々な進化を遂げており、現在「TGベイト」と名のつくジグが7種類も販売されていることは意外と知られていないのではないでしょうか?(販売中止になったモデルも含めるともっと多くの種類が存在します。)


この記事では、「TGベイト」シリーズの”進化の歴史”と現在販売されている7種類の「TGベイト」についてその特徴や違いを徹底比較して解説します。


この記事はこんな人におすすめです。

廃人ジギンガー
廃人ジギンガー

・「TGベイト」の違いを知りたい方
・どの「TGベイト」を買えばよいか迷っている方




「TGベイト」の歴史と進化

初代「TGベイト」の登場|2012年頃

初代「TGベイト」は、ダイワがタングステン素材のジグに注目し、より小型で高比重のルアーを作るというコンセプトで開発されました。この時期からライトジギングやスーパーライトジギングの需要が高まり、ジグ市場での地位を確立しました。

出典:TGベイト(ルアー)|DAIWA(ダイワ)


「TGベイト」シリーズの多様化|2015年頃

初代モデルの成功を受け、ターゲットやシチュエーションに特化した派生モデルが徐々に登場しました。この時期は、SLJ(スーパーライトジギング)の発展が加速していたため、小型ベイトフィッシュを模したモデルが特に注目されました。

代表モデル:
・TGベイト スリム(廃番)
・TGベイト フラット(廃番)

スーパーライトジギング専用モデルの展開|2018年以降

SLJ(スーパーライトジギング)が人気釣法として確立した時期に、専用の「TGベイト SLJ」がラインナップに加わりました。従来モデルよりも軽量化され、浅場でも使いやすい仕様に。

出典:TGベイト SLJ(ルアー)|DAIWA(ダイワ)


プレミアムシリーズ「ソルティガ」ラインの登場|2020年代初頭

ダイワの最上位ブランド「ソルティガ」からも「TGベイト」シリーズが展開されました。TGベイト」のヘビーウエイトモデルが細かいディティールを更に見直しブラッシュアップされました。

代表モデル:
・ソルティガ TGベイト

出典:ソルティガ TGベイト(ルアー)|DAIWA(ダイワ)


ソルティガ TGベイト ロジー

出典:ソルティガ TGベイト ロジー(ルアー)|DAIWA(ダイワ)DAIWA



新しいターゲットへの特化|2021年以降

特定のターゲットに特化したモデルがリリースされました。

代表モデル:
TGベイトタチウオ

出典:TGベイトタチウオ


TGベイト神掛(タチウオ、サワラ等)

出典:TGベイト神掛|ルアー|製品情報|DAIWA(ダイワ)


「TGベイト」シリーズの意義と現在の地位

「TGベイト」は、ジギングにおけるタングステンジグの代表的存在としての地位を築いています。その進化は、釣りのトレンドやアングラーのニーズに応える形で行われてきました。現在では、青物や根魚、タチウオなど多様なターゲットに対応し、ライトジギングからスーパーライトジギング、さらに本格的なオフショアジギングまで幅広く活躍できるラインナップが揃っています。


「TGベイト」シリーズ 現行モデル7種 徹底比較!

モデル特徴ラインナップ用途ターゲット
TGベイト
(シリーズ基本モデル)
シンプルデザイン
豊富なラインナップ
15g~180g浅場~深場
SLJ~ジギング
青物、根魚
TGベイト SLJSLJ特化設計
専用フック標準搭載
30g, 45g, 60g, 80g浅場~中深場
SLJ
小型青物、根魚、イサキ、タイ
TGベイトスリム SLJスリムデザイン
専用フック標準搭載
30g, 45g, 60g, 80g浅場~中深場
SLJ
小型青物、根魚、イサキ、タイ
ソルティガ TGベイト高耐久
プレミアム仕様
80g, 100g, 120g, 150g, 180g深場~深場
LJ~ジギング
中~大型青物、
根魚
ソルティガ TGベイト ロジー独自アクション
アピール力〇
スロー系
260g, 330g中深海
スロージギング
アカムツ他
TGベイト神掛フッキング性能○80g, 100g, 120g深場
LJ
サワラ、タチウオ他
TGベイトタチウオ専用カラーリング60g, 80g, 100g, 120g, 150g中深場
LJ
タチウオ他



TGベイト(シリーズの基本モデル)

特徴
・シリーズの基本モデル:ラインナップが豊富で高い汎用性
・イワシを模したシンプルデザイン:センターバランス設計

おすすめポイント
・幅広いラインナップで浅場~深場、SLJ~本格ジギングまで使用可能
・ヒラヒラとしたフォールアクションが弱った小魚を演出
・高いコストパフォーマンスで初めてのTGベイトとして最適

ラインナップ
15g~180g



TGベイト SLJ

特徴
・SLJ専用設計、軽量で高い操作性
・コンパクトシルエットなデザイン:センターバランス設計

おすすめポイント
・タイジギやイサキジギングなど、SLJに特化した設計で浅場や中深場でも使いやすい仕様
・食い渋りの魚にも効果的な動きを発揮
・こだわりの専用フックが標準搭載

重量ラインナップ
30g, 45g, 60g, 80g



TGベイトスリム SLJ

特徴
・SLJ専用設計
・コンパクトスリムなデザイン: 左右対称ボディで若干フロントバランス設計

おすすめポイント
・動き過ぎず震えるような微細動でターゲットを魅了
・多くのターゲットの餌となるシラスやコウナゴなどのベイトサイズにアジャスト
・こだわりの専用フックが標準搭載

重量ラインナップ
30g, 40g, 60g, 80g



ソルティガ TGベイト

特徴
・TGベイトのヘビーウエイトモデルが細かいディティールを更に見直し、ブラッシュアップされたモデル

おすすめポイント
・プレミアム仕様で高耐久
・ホログラム塗装により長時間使用しても剥がれにくい塗装
・LJ~ジギングまで対応可能


重量ラインナップ
80g, 100g, 120g, 150g, 180g



ソルティガ TGベイト ロジー

特徴
・アカムツの英名“ROSY SEABASS”より命名されたタングステンジグ
・他モデルとは大きく異なる形状、非対称セミロング設計の中深海用スロー系ジグ

おすすめポイント
・圧倒的なハイスピードフォールで二枚潮などでもストレスを感じることなく中深海を攻略可能

重量ラインナップ
260g, 330g



TGベイト神掛

特徴
・ボディ中央にフックポイントがくるよう、第三のフックアイを搭載

おすすめポイント
・ボディに噛みつかれてフッキングに至らないサワラ等の歯物系ターゲットに対し、高いフッキング性能を発揮

重量ラインナップ
80g, 100g, 120g



TGベイトタチウオ

特徴
・基本モデル「TGベイト」のタチウオ専用カラーリングモデル

おすすめポイント
・「TGベイト」の基本性能をそのままに、タチウオに対して高いアピール力を発揮

重量ラインナップ
60g, 80g, 100g, 120g, 150g



まとめ

「TGベイト」の歴史は、タングステンジグの性能を追求し続けるダイワの革新の歴史そのものです。初代モデルから始まり、SLJ専用モデルやソルティガブランドの展開、ターゲット特化型ジグの追加と進化を遂げてきました。この結果、釣り場やターゲットに応じた選択肢が豊富に揃い、初心者から上級者まで幅広いアングラーに愛用されています。どのジグも高い性能を持ち、釣果を上げるための強力な武器となるでしょう。自分の釣りスタイルやターゲットに合わせて、最適なジグを選んでみてください。

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